今回は「アンティルドーン-惨劇の山荘-」の評価やレビュー記事になっています!
どうぞ、ごゆっくりお楽しみください!
総合評価
タイトル | アンティルドーン-惨劇の山荘- |
クリア時間 | 8時間 |
トロコン | -時間 |
アンティルドーンは選択肢を選んでストーリーを進めていくアドベンチャーゲームなのでたまにあるQTE以外のアクション要素や戦闘は全くありません。
ホラー要素が強めなのですが、純ホラーというよりB級ホラー感の方が強く、ホラー感よりもグロテスクな表現が多めな印象です。
グロ耐性のない方は注意が必要な作品だと思います。※指を切断したり、丸鋸で胴体を半分にされたりといったシーンがあります。
同じジャンルとしてヘビーレインやデトロイトがよく挙げられますがストーリーの深さや濃さに関しては比べ物にならないと思います。※個人的な感想です
評価内容
ストーリー△
まず序盤のストーリーが長すぎると感じました。そしてエンディングは割とあっさりしているので序盤にもう少し伏線などを盛り込んでくれると更に海外ドラマに近づけたんじゃないのかと思います。ストーリーに伏線がないので周回プレイを続けてする気になりません。
私は今までたくさんのホラーゲームをプレイしましたが群を抜いてグロ表現が素晴らしいと思います。惨殺されるキャラクターの表情や動きが本当にリアルで楽しめると思います。
ですが正直なところ、キャラクターに感情移入出来る作品ではなかったと感じています。勢いだけでストーリーが進んでしまうのでリアリティに欠けているのが原因でしょうか。
システム△
スキップシステムがないので全てのムービーをフルで見ることになるのがストレスになります。内容を知っていても全てのムービーを見ることになるのでやり直しやプラチナ狙いの周回プレイは時間をおいて取り掛かった方がいいかもしれません。
章がチャプターごとに区切られているので海外ドラマのような作りです!ひとつ前の章のあらすじをまとめてムービーとして流してくれたりと親切なシステムになっています。
このシステムのいいところ久しぶりにプレイする場合でもゲームを開始する前に前回はどのようなストーリーだったか思い出すことができることです。
グラフィック◎
アンティルドーンのキャラクターは実在する俳優さんや女優さんです。私自身その件に関しては知らなかったのですが、「プリ〇ンブレイクのアブ〇ッチ」に似ているなと思ったキャラがいて配信中に騒いでいたのですがまさかのご本人でした。
ホラーシーンや残酷なシーンでのキャラクターの表情や動きはよく描写されていると思いますが、アドベンチャーゲームとしては若干動きが全体的に硬いかな?と思います。
これも個人的な感想になるのですが登場人物全員の目に生気がなく狂気を感じるのでその部分もホラー要素としているとしたら素晴らしいグラフィックだと思います。
操作性△
この作品は選択肢の他にQTEを採用しており、制限時間以内に指定されたコマンドを押さないと思ってもいないストーリーに進むことになってしまいます。
そしてそのQTEの出現は唐突で背景と同化して少し見えづらい部分があります。イベント中はコマンドの出現に充分注意しておく癖をつけておくことをおすすめします。※やり直す場合はチャプターのはじめからなので注意
そしてQTEの入力時間がチャプターによってめちゃくちゃ短い時があります。照準を合わせる必要がある部分も入力時間が短い為キャラクターの死亡に繋がったりと初見殺しと感じる部分が多くありました。
達成感×
正直なところ、達成感は全くと言っていいほどありませんでした。むしろ「やっと終わったか」と思ったので途中から惰性でプレイしていたのかもしれません。
しかし、海外ドラマや映画を好んで見る方はエンディングを見て高揚感を得ることが出来るかもしれないのでこの場での評価はあくまでも私自身がプレイして感じたことだとご了承ください。
ゲームとしても易しい、ストーリーも捻りがないので個人的にはアマゾンプライムで無料の映画をランダムで選んで作業しながら流し見している感覚でした。
※私は海外ドラマや映画を見るタイプではないのでこのような評価なのだと思います
クリア時間
クリア時間は8時間ほどで一週目が終わりました。すぐに2週目にかかったのですがムービースキップが出来ないためだらだらしながら2週目をクリアしましたがクリア時間は変わらなかったので一周の平均クリア時間が8時間ほどなのだと思います。
もちろん生存者の数で時間は変わると思いますが、攻略なしでの全員生存はかなり時間がかかると思います。※やり直しなどで
休日なんかにゲームを1本クリアしたいなくらいのテンションの時にはちょうどいいボリュームかもしれませんね。
トロコンについて
アドベンチャーゲームのトロフィーは時間をかければ取得できるものばかりなので難易度的には高くないのですがかなり時間がかかります。
アドベンチャーゲームでプラチナ取得率が低いものは珍しいのですが重い腰が上がらない理由はスキップ機能がないからでしょう。取り逃しやQTEでミスをした時の取り返しがきかないのがネックになっているのだと思います。
このレビューを書いている私もアンティルドーンだけはプラチナを取得する気になっていないのが現状です。数年してストーリーを忘れたころに再開しようかなと考えてはいます。
ゲーム難易度
アンティルドーンの全体的な難易度はただクリアしてエンディングを見るだけなら非常に簡単です。ですがプラチナトロフィーや全員生存、特定のエンディングや演出を見ようとすると難易度が非常に高くなります。
条件を満たしたエンディングを見たい場合は攻略サイトや動画サイトを参考にしたほうがいいと言い切れるほど難しくなっている印象。
イベント中のQTEの難易度に関しては難しくはないですが入力時間が非常に短くなるチャプターがあるのでイベント中はいつQTEが発生してもいいように常に注意しておくといいと思います。
クリアした感想
デトロイトぶりのアドベンチャーゲームでしたが今作は私の大好きなホラー要素とグロ要素が詰まっている作品だったので初見プレイ時は楽しんでプレイすることが出来ました。
初見プレイということで何の情報も入れないまま進めていったのですが初周の生存人数は2人。私的にはこれまでの経験を生かしていい感じの選択を選んでいたつもりでしたがアンティルドーンには通用しなかったようです。
実はこの記事を書いているあいだに全員生存を意識して2周目をプレイしたのですがそれでも4人で半分の生存でした。やはり攻略サイトの手を借りずにフラグを立てるのは難しいです。
アンティルドーン楽しませていただきました。